ニュースリリース
クルマ・技術
マツダのアイドリングストップシステム「i-stop」が日本燃焼学会「技術賞」を受賞
マツダ株式会社(以下、マツダ)はこの度、日本の燃焼研究で最も権威のある日本燃焼学会より、独自のアイドリングストップシステム「i-stop」の燃焼技術開発において、平成21年度日本燃焼学会「技術賞」を受賞しました。この賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績を残した個人またはグループに対して贈呈されます。
●平成21年度日本燃焼学会「技術賞」の受賞について
アイドリングストップ技術は比較的低コストで実現できるため、普及率の観点から高いCO2低減効果が期待されています。しかしながら、これまでのアイドリングストップシステムは、エンジン再始動にも通常始動と同様の「スターターモーター始動式」を採用していたため、再始動に要する時間、スターター作動音や振動などの問題で更なる改善が期待されていました。
「i-stop」では、エンジン停止状態でもシリンダー内に燃料を供給できる直噴エンジンの特徴を生かした「燃焼始動式」を新たに開発しました。これにより、一般的なアイドリングストップシステムの半分となる約0.35秒でのエンジン再始動と、騒音や振動を抑えた自然な使い心地を実現しています。今回の受賞では、「i-stop」の燃焼始動技術が自動車用エンジンにおける燃焼技術の新たな活用を示すとともに、環境性能に優れる直噴エンジンの価値をさらに高めたことが高く評価されました。
受賞式は12月3日、札幌コンベンションセンター「SORA」(北海道札幌市)において行われる予定です。また「i-stop」は、ほかに以下の賞を受賞しています。
【ご参考】 ■日本燃焼学会 ■マツダの環境技術サイト |